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Nelson Coconut Lounge Chair

その魅力

Nelson Coconut Lounge Chair

プロダクトストーリー

こんなチェアを思いつくのは、いったいどんな人物でしょうか。そう、あのマシュマロソファを考え出した人物です。「トータルデザインとは、全てのものを全てのものと関係づけるプロセスに他なりません」と語った人物。アメリカンファニチャーの世界にモダニズムをもたらした人物。つまり、ジョージ・ネルソンです。ネルソンは1950年代に、このチェアを考案したのです。モダンデザインの古典、20世紀のデザインアイコン、あるいはココナッツの固い殻。何と呼ぶかは自由ですが、誕生から半世紀を経ても、そのデザインの魅力と座り心地の素晴らしさは失われていません。

Nelson Coconut Lounge Chair

不思議な形の本当に快適なチェア

「ココナッツの殻の上に座る」などと考えると、つい背中が緊張してくるかもしれません。しかし、ぜひ一度このチェアに腰を下ろしてみてください。ジョージ・ネルソンはこのココナッツチェアの開発にあたり、「ラウンジチェアの快適性を保ちながら、自由に身動きできるものを目指した」と語っています。そして、その試みは見事に成功しました。浅いカットの側面と、人を招き入れるような曲線が特徴的なこのチェアは、どのような姿勢で座っても、驚くほど簡単に、くつろいだまま身動きができるようなデザインになっています。

Nelson Coconut Lounge Chair

快適さと耐久性を兼ね備えた素材

厚みのあるひと続きの発泡ゴム製クッションにしなやかなブラックレザーが張られた、柔らかな感触。背もたれにあたる部分が、両サイドより少しだけ長く設計されています。これが快適性を生んでいるのです。

クッション部分を形づくるシンプルで魅力的なプラスチック製シェルは、軽量でありながら十分な強度を備えています。ベース部分は、すっきりとしたカーブを描くスチール製の3本脚と、丈夫なナイロン製のグライズで構成。このネルソンココナッツチェアでは、そのシンプルな構造のなかに、耐久性がしっかりと組み込まれているのです。

デザインストーリー

ジョージ・ネルソン率いるデザインスタジオの独創性が見事に表現されたネルソンココナッツチェアは、1955年に発表され、アメリカンファニチャーのデザインと雰囲気を一変させました。ハーマンミラー創業者D.J.デプリー自らの説得により、ハーマンミラーのデザインディレクターにジョージ・ネルソンが就任して以来、この二人のプロフェッショナルな関係、また個人的な友情の中から、数々の素晴らしい製品が誕生しました。現在のワークステーションの先駆けとなったL字型のデスクやネルソンマシュマロソファ、そしてこのココナッツチェアもそうした製品の一部です。

ネルソンココナッツチェアは、そのユニークで人目をひくデザインにより、世界中の美術館のパーマネントコレクションに名を連ねています。また、一般の家庭やオフィスにおいても、独自のデザインのなかに実現された快適さによって、「パーマネントコレクション」と呼べる存在になっています。現在ハーマンミラーが製造しているものも、ネルソンがデザインした通りのものであり、素材やディテールについても、一切変更は行われていません。シンプルですっきりとした、モダンデザインの傑作です。

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