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アイシェ・バーセル

アイシェ・バーセル

アイシェ・バーセルはトルコ出身のデザイナーです。現代的な思想と慣行と何百年も続く慣習との調和がトルコの魅力と言われるように、彼女の作品も、あらゆるものが融合されているのが特徴です。アイシェ・バーセルはイズミール(トルコ語でスミュルナ)という2000年以上の歴史を持つ港町で生まれ育ち、彼女が地中海のコスモポリタンカルチャーを吸収したのもこの町でした。

バーセルは、トルコの首都アンカラの Middle Eastern Technical University で1981年から1985年まで学びました。その後、フルブライト奨学金を得て、ニューヨークにあるプラット・インスティテュートの修士課程へ進みます。在学中、彼女はブルース・ハンナ、ロウィーナ・リード、ピーター・バルナとの出会いを通じて、実用的な観点からのデザイン ― 問題・ソリューション・フォルムの抽出とその本質の集約 ― を学んだと言います。問題を煮詰めることにより、新しいソリューションを見出す ― これが彼女のデザインの基礎となっています。

アイシェ・バーセルは"アウトサイダー"であることの意義についても、こう答えています。

「私が知らないことがとてもたくさんあるので、私に教えてくれる人とは、一緒に働きやすいのです」。新しいアイデアに対する彼女のオープンさは、デザインの世界では大切なことです。彼女自身、デザイナーが物事を客観的に先入観なく観察できることはメリットだと言います。

こうした視点を持つ彼女だからこそ、変化を歓迎する企業や組織と働くのを喜べるのでしょう。「古い答えに新しい形を提供するのは得意ではないのです」と語るバーセルにとって、デザインとは身勝手なプロセスだと言います。デザインが好きだから、デザインするのだと。彼女の作品は革新的なものが多いとはいえ、革新を目標とはしていません。「革新性に重きを置きすぎると、ガラクタをたくさん生み出すことになります」と言うバーセルは、いつも「なぜ?」そして「なぜそうではないのか?」と問い続けています。コラボレーションには異質なものを合成する作用があるのです。

プラット・インスティテュートの卒業作品「The Water Room」は ID 誌のアワードでコンセプト部門を受賞、日本の「デザイン・フォー・フューチャー」コンペでも賞を得ました。その後、ブルース・ハンナと共にオフィス用品のコレクションをデザイン。1995年には、日本の TOTO のためにウォシュレットつきトイレのデザインをしました。1997年に、リゾルブオフィスシステムのデザインに着手します。その後、夫のビビ・セックと共にデザインした Teneo ストレージファニチャーが幅広い賞讃を受けました。

オフィス/スタジオ
Birsel + Seck
ニューヨーク州ニューヨーク

受賞歴
2009年Teneo ストレージファニチャーで インダストリアルデザイン・エクセレンス・アワード(IDEA)オフィス&プロダクティビティ部門金賞
2008年 「ベスト・オブ・ネオコン」:ベスト・オブ・コンペティション、並びにファイリング&ストレージ部門金賞受賞
2008年 Teneo ストレージファニチャーで Spark アワードストレージ&ファイリングシステム部門銀賞
1999年 リゾルブシステムでネオコンのベスト・オブ・コンペティション、並びにモスト・イノベーティブ・アワード受賞
1996年 Zoe Washlet でインダストリアルデザイン・エクセレンス・アワード受賞
1996年 Zoe Washlet で『ID』誌アワード受賞
1995年 Zoe Washlet でシカゴ美術館グッドデザイン・アワード受賞
1994年 VIA(フランス創作家具振興会)アワード家具部門受賞
1990年 The Water Room で『ID』誌アワード受賞

 

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