divider

受賞歴

  • イームズアルミナムグループチェアのリエンジニアリングにより、ハーマンミラーが「ベスト・オブ・ネオコン・イノベーションアワード」を受賞。
    2012

その魅力

Eames Aluminum Group Chairs Outdoor

プロダクトストーリー

エーロ・サーリネンとアレキサンダー・ジラードが設計した実業家J.アーウィン・ミラー邸のために屋外用チェアとしてデザインされたイームズアルミナムグループ チェア。すっきりとしたデザインで、最高級の座り心地を提供します。ラウンジチェア、サイドチェア、オットマンは、アウトドアウィーブファブリックなどをはじめとする耐久性に優れたフィニッシュのオプションで新しくアップデートされました。アルミナムグループのラウンジチェア、サイドチェア、そしてオットマンは、まさにその原点であるアウトドアへ立ち戻ろうとしています。

Eames Aluminum Group Chairs Outdoor

屋外に最適

チェアやオットマンの屋外での使用を可能にするために、ハーマンミラーは風雨に負けない充分な耐久性を備えるとともに、濡れた水着で座っても心地よく感じられる新しいファブリックを開発しました。素材コンサルタントのスーザン・ライオンズが開発したアウトドアウィーブのファブリックは、1958年に発表されたポリエステルサラン製のオリジナルチェアの精神を受け継ぐとともに、アーロンチェアの「ペリクル」サスペンションファブリックと同様の優れた技術特性を持っています。アウトドアウィーブは、強度と弾性に優れたポリプロピレン・モノフィラメントを4本のポリプロピレンマルチフィラメントヤーンと組み合わせ、優れた外観と感触を実現しています。またこの素材は、有害なPVCをまったく含んでおらず、リサイクル可能です。ホワイトおよびグラファイトサテンパウダーコーティング仕上げのフレームに合う、4種類のカラーをご用意しています。

Eames Aluminum Group Chairs Outdoor

独創的な製造工程

イームズアルミナムグループアウトドアの組立工程は、デザインの重要要素であるとともに、座り心地の決め手ともなります。イームズ夫妻はチェアやオットマンの各部材をデザインするだけでなく、製造工程もデザインしたのです。現在でも、ハーマンミラーは1958年当時と同じ工程で製造しています。

アウトドアウィーブの切れ目のないファブリックはアルミ製のサイドフレームの間に通され、その後フレームをひっくり返し両方のクロスバーへ取り付けられます。このプロセスのおかげで、従来のアップホルスターチェアのボリューム感や重量感をまったく感じさない一方、並外れた快適性とサポート性が提供されます。ファブリック自体が座面となり、しっかりとしながら柔軟性のある座面「シッティングポケット」を形成し、座る人の身体にぴったりなじむのです。

Eames Aluminum Group Chairs Outdoor

耐久性と用途

曲線を描く一体成型アルミフレームとアルミダイキャスト製のベースを備えたチェアは、頑丈でありながら、軽量で取り回しも簡単です(上部のクロスバーが持ち手代わりに使えます)。

アーム付きまたはアームなしのタイプが選べるイームズアルミナムグループサイドチェアアウトドアは、ダイニングチェア用の高さが必要な場所ならどんな空間にもぴったりで、イームズのアウトドア用テーブルを自然に補完します。

イームズアルミナムグループラウンジチェア アウトドアは、お揃いのオットマンと完璧に合わせられるほか、ローテーブルの回りに複数のチェアを集めて、カジュアルな雰囲気のシッティングスペースを作ることもできます。

デザインストーリー

1953年のこと、実業家 J.アーウィン・ミラーとその妻ゼニアは、インディアナ州コロンバスに自邸を建てるに当たって、3名の著名なモダニストのデザイナーに設計を依頼しました。エーロ・サーリネンが建物を設計し、アレキサンダー・ジラードがインテリアの総指揮に当たり、ダン・キレーが景観設計を担当しました。ミラー邸に合うアウトドア家具がないことに気付いたジラードは、1957年に、友人のチャールズ&レイ・イームズ夫妻に相談を持ちかけました。それから1年足らずのうちに、ハーマンミラーでアルミナムグループチェアの製造が開始されることになりました。

家具のデザインにうまく取り入れることのできる新しい技術や素材を常に探し求めていたイームズ夫妻は、第二次大戦後のアメリカで広く普及し始めていたアルミニウムという素材に着目しました。アルミニウムがもたらした最大のチャレンジは、フォルムに関するものでした。「鋳造に取り組むということは、可塑性の素材に取り組むことであり、心底怖じ気づくほどの自由と対峙するということです」とチャールズ・イームズは1958年に『インテリアズ(Interiors)』誌に語っています。「その時、まさに彫刻作品と向き合うのであり、本当に恐ろしい思いをします。」

イームズ夫妻は、2本の交差ブレース(彼らは「鹿の枝角」と呼んでいました)が固定する2本のL字型アルミニウムの間に張られたファブリックを特徴とするデザインに行き着きました。さらに初期の改良段階で、屋外でも使えるよう、ポリエステルサラン製のカバー(ハーマンミラーのジラードのテキスタイルチームと共に開発されました)が採用されました。このプラスチック製のファブリックは、たるみを防ぐため、大きな負荷がかかる部分には3倍量を使用し、チェアの終端部できれいに巻かれていました。しかしこのようなデザイナー達の最大限の努力にもかかわらず、この新しい素材にはあまり耐久性がなく、度重なる使用に耐えることができませんでした。そこでアルミナムグループは屋内用に切り替わり、そこからさまざまなモデルが進化したのです。

現在、チェアとオットマンは屋外での利用のために、耐久性のある素材と仕上げを用いて設計し直されました。素材コンサルタントのスーザン・ライオンズにより、アウトドアウィーブという新しいファブリックが開発されました。これはアーロンチェアのメッシュ素材「ペリクル」が先鞭をつけた織りの技術に基づき、サラン製のオリジナルチェアの外観と座り心地を再現しています。多くの屋外用ファブリックとは異なり、アウトドアウィーブは完全にPVCフリーで、形状とカラーを長期間に渡って保ち続けます。ホワイトおよびグラファイトサテンの屋外用パウダーコーティングを施されたフレーム、そして4スターベースへの回帰が、最新モデルを完璧なものにしています。

divider